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美都牛(みとぎゅう)とは?定義や特徴をまとめてみた

美都牛 ギフト

 

美都牛(みとぎゅう)は、茨城県産のブランド牛です。茨城県産のブランド牛といえば「常陸牛(ひたちぎゅう)」が全国的に有名ではありますが、じつは地元でジワジワと人気が高まっているのが「美都牛」なんです。

 

「美都(みと)」というネーミング通り、茨城県水戸市(みとし)周辺で肥育された黒毛和牛です。水戸市周辺は良質な水源に恵まれた自然豊かな環境で、上質の肉牛を育てるのに適した環境です。『美都牛販売促進協議会』が、牛の安全にこだわって肥育・生産を推進しており、各肥育農家の努力がみのって、美都牛は今では肉質のクオリティの高さで知名度を上げてきています。

 

牛の健康に注意を払う肥育農家では、一頭一頭きめ細やかな飼育をおこなっているのは当然ですが、美都牛の品質維持にも貢献しています。

 

美都牛の定義

 

黒毛和牛ブランドの「美都牛」として認められるには、次の5点をクリアしていなければいけないと、条件があります。

 

1.牛の品種は黒毛和種

2.全国和牛登録協会発行の子牛登記証などにより出生地が確認できること
3.美都牛販売促進協議会が認定する生産者(会員)によって20ヶ月以上最長飼養されていること
4.美都牛販売促進協議会が推奨する飼養管理ガイドラインに準じて飼養されていること
5.牛トレーサビリティ法を遵守し、素牛導入および飼養管理状況が確認できること

 

定義では飼育期間が明記されていませんが、出荷月齢はだいたい28カ月。ベテランの肥育農家のもとで約2年半にわたり育てられた肉牛だけが、美都牛として認められています。

 

 

美都牛の特徴

美都牛は、肉本来のウマみと細かいサシの甘味が印象的です。きめ細やかなサシは、美都牛が食べている飼料によると言われています。

 

基準となる飼料には、良質な国産稲わら・大麦・米ぬか・大豆・トウモロコシなどが含まれていますが、これに肥育農家の丁寧な世話が加わって、和牛オリジナルの強い風味や香り、味を持った肉牛に育っています。

 

しっかりと肉本来の味わいが楽しめるため、美都牛のおすすめ調理法と言えば、ステーキがおすすめです。

 

あまり味をつけたりソースにからめたりしないで、肉厚の美都牛をサッと焼くのがベストでしょう。味付けも塩コショウだけというシンプルさが、何よりも美都牛うまみを引き出しますので是非試してみてください。

 

美都牛はプロの試食会で高評価

 

茨城県で生産されている美都牛は、主に都内などに出荷されています。東京都内のスーパーマーケットでも多数の取り扱いがため、比較的目にする機会が多い関東エリアの銘柄ブランド牛でもあります。

 

生産者や美都牛販売促進協議会は、肉質の良い美都牛をもっと広めたいということから、時には美都牛の試食会をおこなうことがあります。フレンチのシェフや日本料理店のオーナー、食肉の卸会社にくわえてフードジャーナリストなども参加する試食会では、A5等級の美都牛が、ステーキであったり、タタキにされて振る舞われています。

 

いずれも美都牛のおいしさを生かす調理法で、黒毛和牛の風味が存分に味わえると、試食会のたびに美都牛の評価が着実に高まっています。

 

まだ味わったことがない方は是非一度試されてみてください。

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